ねんどろいどどーるの風丸さんに和装を作りました
風丸さん(ねんどろいどどーる)に和装を作りましたので、メモやら何やら書きます。
マルイのイナイレ展の描き起こしイラスト、年末年始を挟むからか、みんな和装で揃えてかわいいなーと思って見てたら作りたくなりまして。展示を見に行ける段取りもできたところで、ワーッと作ってしまおう。
この着物を作ります。
とりあえずサイズ確認で、オビツ11用に作成してあった浴衣を試着してもらいました。
丈がちょっと長いような気もしますが、袴を履くのでどうせ調整は必要だし、ねんどろいどどーるでもまあだいたいオッケーということで、着物はオビツ11の型紙を少し調整することにします。
型紙は下記の本に載っているものです。
さて、生地は買いに行く時間がなかったこともあり、以前気になって買って放置していた所謂「プリントできる布」でやってみることにしました。
パソコン上でデータを作成すれば、家庭用のプリンタで生地に印刷できるというものです。今回は、プリンタのスキャナーで型紙の画像をモノクロでPCに取り込み、画像編集ソフト上で型紙の丈を調整、希望の色を塗って、プリントしました。
画像編集はsai2でやりました。縫代も裁断線も表に印刷されてしまうので目立たない色に変えたほうがいいかもですが、今回は暗めの緑色なので黒のままにしました。型紙自体は着丈を2センチ短くしました。襟の型紙をコピーしてもう1枚増やして内側の着物の赤色にします。データを作成する際、画面上では実寸がどのくらいかよくわからなくなってくるのですが、別レイヤーに実寸サイズの方眼紙の画像を表示することで対処しました。
印刷範囲を一応考えて、A4サイズ1枚より小さい範囲に、色をつけた型紙のデータを並べて、とりあえず紙に実寸で印刷。紙でチェックして問題なければ、実際のプリント布に印刷しました。最初、ベタが多くて縞々になったので、なんか「きれい」モード的なのでやったほうがいいみたいです。それと、水洗いせよと書いてあったのでやったら、色ちょっと薄くなってしまった…ので、思っている生地の色より濃い目の色でデータを作るほうがいいと思われます。でも生地に印刷するのほぼ1発勝負だから難しいな。まあいいや。
印刷した布の裏に縫代の線を書いておきたかったので、これは裁断する前にチャコシートを敷いてつけました。布を裁断し、ほつれ止めを塗ったらわーっと縫ってしまえば着物完成ですな。
小坊主さんみたいでこれはこれでかわいいですね。丈はわざと短めに作っているので思った通りです。よっしゃ。
プリント布は初めて使ったのですが、裁断線と縫代線が(型紙を切って布にあててチャコとかで書き写すより)断然細かく正確にしかもすぐ印刷できるので急いでやりたい時はちょっといいかもですね。今回はやりませんでしたが、好みの柄やグラデを入れた布で作りたい時はめっちゃ活躍しそうです。ただ、縫っている中で自分の指にすら印刷した緑色がついてしまっていて、ドールのボディにも少し色移りがあったので気をつけたほうがいいなーと思いました。
この袴を作ります。
乗馬袴が正解の気がしますが、行灯袴は作ったことがあるので安全策で行灯袴にします。とりあえずオビツ11サイズの行灯袴を履いてもらいます。
長いですねー。長い。でもウエストは問題無さそうですし、やっぱりオビツ11サイズの型紙を改造して作りたいと思います。
型紙は下記の本に載っているものです。
長さを測って、着丈を1センチ短くすることにしました。具体的にはウエスト側と裾側を5ミリずつ内側に短くしました。あと、お腹の正面に結び目が来てほしいので、その辺も縫い付け位置など変えてつくります。生地はなんか適当に家にあったものです。
丈ばっちりでは?????やったぜ。
襷つけて、白い靴下、あと草履を履いてもらってとりあえずもう完成っ。
襷は刺繍糸にしたのですが、生地でやったほうがイラストの感じに近いし、よかったのかなーとも思いました。そのうち(やるとは言ってない)。靴下はねんどろいどどーる公式のセーラー服についていたものです。草履はダイソーで売ってるエリーちゃんのやつです。
というわけで、完成した風丸さんと無事にイナイレ展へ行ってきました。
あと物販のキャンディ缶が磁石くっついて台座としても優秀なのでおすすめです(?)。
たのしー!